ルブタンへの道

ルブタンは履かずに飾る。そんな道楽を目標にユラユラ生きる人生の記録

音読読書にハマり中

若い頃はよく小説を読んでいたにいつの間にか全く本を読まなくなった。
読まなくなると本を読むのが苦手になるのか「久しぶりに読んでみよう」と気になった本を買って読み始めても内容が全く頭に入ってこない。
ただただ文字を目でなぞっていっているだけで数行読み進めても「え?なんて?どういう意味?」となってもう1回同じ行を読むことになる。それが1回ならまだいいけど2~3回同じところを読まないと内容が理解できないことも多々ある。
そんなことをしていると1冊の本を読むのに1か月ぐらいかかってしまい、もはや前半は何を書いていたのかさえ忘れてしまって最終的には途中でやめてしまう。
そんな本が何冊かあり、もう本を読むのは諦めていた。老眼も進んできたし。


でもこの前映画をきっかけに読んでみたくなった「ワーニャ伯父さん」。これがもはや日本語が書いてあるとは思えないぐらい理解できなかったので「音読する」という手法に切り替えたところ、なんとなく理解できるようになった。
「これだ!」と思って別の小説を読んでみたところ、ものすごく読みやすい。読みながらその情景が勝手に浮かんでくる。そうなると楽しくなってきて何ページも読み進めたくなるが、反面ものすっごい疲れる。そんな大声を張り上げているわけではなく、どちらかというと抑え気味の声でブツブツ読んでいるにもかかわらずすぐに喉が痛くなる。
そして呂律が回らなくなり、文字もかすんでくる。
1話60ページぐらいの短編集だけど1話読むだけで5キロぐらい歩いたかのような疲労感。おかげでよく眠れるようになった。
しばらくはハマりそうです。


ちなみに今読んでいるのは ↓ この本。タイトルに惹かれて買ってみました。
読みやすいし何よりこの文房具屋さんがステキなのです。このお店の便箋を使ってみたい。