ルブタンへの道

ルブタンは履かずに飾る。そんな道楽を目標にユラユラ生きる人生の記録

おばあちゃん家

田舎のおばあちゃんの家がカフェになっていた。
おばあちゃんはもう20年以上前に亡くなっているし、
そのあと住んでいたおばさんも数年前に亡くなって住む人は誰もいなくなった。
家と土地はいとこのお兄さんが相続したのでそれをどうするかはお兄さんの自由だし、
私にそんな話をすることも無い。
だけどなんかショックだった。
何にショックを受けているのかは自分でもまだわからない。
手放すことを話してくれなかったことがショックだったのでは全然ない。
たぶん、あると思っていたものがいつの間にか無くなっていたからかな。


ネットで見る限り建物も庭もそのまま、内装も建具とか残っていたりする。
だから余計にショックを受けているのかもしれない。
家族の思い出に他人がズカズカ入り込んできたような、
そんな印象を受けてしまったのかもしれない。
いっそのこと家を全部壊して元の物を何も無くしてくれていたら何も思わなかったかも。
もうあそこは違う人が住んでるんだなってスッパリ切り替えられたかもしれない。
でももう少しよく考えてみたら、昔のまま残っているところがあるからまた行ってみることもできる。しかもお店だから縁側から眺めたあの景色がまた見れるかもしれない。
そう思うと幸せなきもする。
壊さずに残して使ってくれて有難いかも。
っていうところに考えがたどり着いた時に思い出した。
人からそんな話を聞いたときは「壊されるより残ってるならよかったよね。」って
言ってた気がする。
自分事と他人事では全然違うことを思ってしまうんだな。
とっても勝手だ(笑)


子供の頃は何も思わなかったけど大人になってから遊びに行ったときに建具や床の間が
ステキだなと思っていたからいつか行ってみよう。

オルゴール

「オルゴール、欲しいな」
なぜかわからないけど先週急に思い立った。
早速ネットで探してみる。
オルゴールといっても色々あるのでどんなのがいいかなぁと画面をスクロールしながら考える。
そういえば子供の頃オルゴールの音はどこから出ているのか、どうやって鳴っているのかを教えてもらってからずっとツメが鍵盤みたいになった板をはじいていくのをずーっと眺めていたことを思い出した。父が中学生か高校生ぐらいの時に学校の授業で作った小物入れについていたオルゴール。オルゴールの本題がむき出しで手で触れる状態だったので回っている筒みたいなのを指で止めてみたり、ツメが持ち上げて弾くまでの感触を知りたくて板をずっと触っていたりして。「そんなんしてたら壊れるで」って何度となく言われても止められず、結局壊してしまったような・・・( ̄▽ ̄;)
触れるようなものは無いかもしれないけどオルゴール本体が見えるものがいいかな、と決まったのでそういうタイプを探す。
何種類か見つけた中で曲数が多くて試聴もできた神戸オルゴールに決めました。
神戸オルゴールは六甲にあるオルゴール館の商品らしい。
とてもシンプルだけど透明感が美しく手のひらサイズがかわいらしい一品。
クリアケースの上部は模様が入っていて3パターンのデザインから選べました。
私が選んだのは雪の結晶。あと二つは何だったかな、忘れました。
曲は悩みに悩んで「人生のメリーゴーランド」にしました。
ハウルの動く城の曲だったかな。


久しぶりにオルゴールの音を聞いたけど良いものですね。
なんか落ち着く。
そしてやっぱり見ているのも楽しい。じーっと見てしまう。
そして眠くなる。
良い買い物をしました。


保険の相談

保険のことって全然わからなくて、親が掛けてくれていた保険をそのまま引き継いで払っていたんですが、ふと「これホントにいるのかな・・・」っていう疑問が湧いてきたのが2年ほど前。
母が亡くなって、母の保険金請求やら解約やらの手続きをしていたときにふと自分のも気になったのがきっかけ。
やたら高額の保険勧められたらどうしよう・・・急にキレて帰ってやろうかな・・・なんて考えながらおっかなびっくりお店に相談に行ったら予想以上に丁寧だった。
そしてわかりやすいし、わからないことは何度も聞いて理解できるまで説明してもらった。
4~5回通う羽目になったけど、まぁ納得して保険に入ることができた。
あともともと入ってた保険も継続したほうがいいもの、別にいらないものなんかも教えてもらえてよかった。


で、その店独自の方針なのか、そういうお店全般の方針なのかはわからないけど1年に1回お店に行って状況に変化がないか、給付金の申請漏れはないかなどの確認が必要ということで先日電話がかかってきた。
そういえばこの2年の間で転職したし、その職場とかを保険会社に伝えないといけないのかな・・・?と思って仕事帰りにお店に行ってみた。
当時とは担当者が変わっていて初めてお話しする人だった。
「何か変わったことは無いですか?」「ご病気やケガで入院して給付申請漏れなど無いですか?」あと掛け金を運用するタイプの保険もあったので「運用チャートはご覧になってますか?」とか聞かれたので、まず会社が変わったことを伝えた。
何か申請書類を欠かされるかと思ったら「転職」ってメモっただけで終わった。
システムに入力すらしていない・・・。この情報は要らなかったのか?
そのくせ「NISAで投資信託はしていますか?」って保険と関係ないこと聞かれて「?」となったけど、していることはしていたので「はい」と答えると投資信託は長期スパンで見ることが大切ですって説明をしだした。いや、そう思ってるからしてるんですけどね~と思いつつ何か有益な情報や知らない知識が出てくるかと最後まで聞いてみたけど一般的な説明しかしてくれなかった。
そして最後に「またお時間ある時でいいのでこの窓口を通して入ったものではない保険の証書を持ってきてくださいね。」と言われてびっくりした。
なんでか理由を聞くと紙で置いておくと火事や水害、建物崩壊などでわからなくなってしまうけど、データで1か所にまとめて登録しておいたらここで管理できるから」って。
言っていることは分からなくもないんだけどなんか素直に信用できない。
ずっと警戒アラートが鳴っている感じ。
私が渋っているとさらに「こちらで一つにまとめておいて印刷したものをご家族様に共有いただいていたら、万が一ご本人様に何かあった場合でも私たちがご家族様のお手伝いが出来ますので・・・」って、結局紙にしとるやないかい!と思ったら口に出してしまっていた。
もちろん「しとるやないかい」とは言っていない。「え、結局紙なんですか?」と。
「いえ、もちろんスマホでも見れますし」と付け加えたがそのスマホもさ、うちの父なんかはなかなか理解できないし、そのページにはたどり着かんよ。
なんかますます警戒心が強まる。今以上の個人情報を集めて一体何をする気なんだろう?っていう疑いが出てきてもうダメだった。
「それはまた、要検討事項ということで」と言って帰ってきた。
なんだろうなぁ、どういう意図なんだろう。。