ルブタンへの道

ルブタンは履かずに飾る。そんな道楽を目標にユラユラ生きる人生の記録

意外と不自由な中年期

独身はさみしいけどその分自分の時間はいっぱいある。
むしろ自分の時間しかない、と思っていたのですが
全然そんなことなかったです。


結婚していなくても自分の親兄弟という家族がいるので
そちらに時間を取られることが多くなる、ということが
すっかり抜け落ちていました。
なんとなくは想像していたのです。
「親が倒れたら実家に戻らないと・・・」とかぐらいは。
でも勝手にもっとずっと先のことかと思っていたところ、
3年前に母が倒れ、昨年2月に亡くなるまでは実家最優先の日々。


母が亡くなってからは法事やら給付金の申請やら、片付けやら
いろいろ終わってホッとしたら自分の体調がちょっとおかしくなり、
それも落ち着いて「さぁこれから私の時間!」と思ったら今年の
GWから兄が腎臓がんのステージ4と診断され、またもや実家通いの日々。


もちろん心配だし、出来ることはできるだけしたい。
でもずっと全身全霊で尽くすことはできない。
私にも生活がある。
おそらくだけど父や兄が亡くなった後も私の人生は続く。
それを考えると仕事をやめるわけにはいかない。
それに健康で元気に動き回れる時間のリミットもある。
40代50代は多少の無理がきく最後の年代かもなとも思うし。


先のことはどうなるかわからない。
人生の時間全部を自由に使えるわけじゃないということにやっと気づいた。
何事も先延ばしにしないほうがいい。
「いつでもできる」は大間違いだ。